GUNDAM UNIVERSE ガンダムエクシア レビュー
↑無駄に加工すると安っぽく見えるのに気づいた(GN小声挨拶)
今回は賛否両論だが何気に続いてるGUNDAM UNIVERSEシリーズのエクシアを簡単にレビューする内容です
ちなみに今回は「まぁガンダムユニバースならそうだよね」ということを念頭に置いたうえでのレビューですので…
まず本体から
ユニバースは「シャープなハードディテールシルエット」が売りの一つなので、このブランド特有のアレンジシルエットが目立ちます
一応一目でエクシアだと分かるアレンジデザインではありますが…
次に顔
まぁ、フィギュアの命である顔は似てるか似てないかで言ったら似てませんね
ですが後頭部にかけて横に広がっていくのはエクシアの頭部デザインをしっかり理解していると思います
それにガンプラなどでは緑色だったカメラアイも、アニメのように青色で塗装されています
正直これはかなり評価が高いです(目の形もアニメ通りだったらもっと評価高かったですが)
ちなみに側頭部の黒いパーツは造形されていません
頬の黄色と顔の灰色も省略されています
頭の可動はこんな感じ
思った以上に上を向いてくれます
首も一回転可能
胴体
エクシアの意匠は組み取れますが、ここもちょっとアレンジが勝ってるイメージ
見た感じの印象はGNコンデンサーが気持ち…いや、かなり小さめかな!?
そして可動を意識したのかかなり隙間が目立つ構造かつ、エクシアにしては変わったパーツ分け
腹のコクピットカバーと腹筋のパーツがわかれてるのはあまり見ない感じ
背中はGNドライヴがHGみたいなパーツって感じでついています
よく見ると斜めのモールドが掘られています
そして安定の塗装省略、うなじ辺りの部分は青1色です
胴体の可動は胸のボールジョイントのみで、腰はガンプラのように回転などはなく固定されています
そして意外にも気を使っているこのジョイント
ボールジョイントなのでそれなりに可動域が確保されているのはもちろんですが、実は腹の中に前後左右できる軸が隠れてるのでここはちょっと嬉しいなと思いました
次は腕
肩も結構アレンジ強めで大きく感じますね
コードは二の腕の造形の一部といった感じの一体感ですが、ちゃんとコードと思わせる塗装がされています
二の腕もツライチな感じではなくでこぼことし感じですが、個人的にはこのアレンジ嫌いじゃないですね
筋肉の盛り上がりみたいで強そうです
腕はアニメ用の設定画と見比べてみると、同じくらい丸っこいですが、上に派手に出っ張ってる部分がなんか凄い
GNバルカンの位置も手の甲に重なっていてとても長い
逆に見たことないアレンジですね…
ちなみにコンデンサーに続く黒いラインと供給コードの塗装は省略されています
可動域は二の腕に縦ロールで、肘は二重関節でかなり動きます
肩も一回転し、水平近くまで腕が上がります
最後に下半身
フロントアーマーに目立つアレンジはないですね
太ももは従来よりも膨らみのある太さになっていてムチムチしてる
そのうえ露出しているコードも縦に長くて、この部分も気に入っています
やっぱり太もものコードは縦に長い方がいいですからね(個人的に)
脚も特に目立つアレンジはありません
股関節は下に引き出せるので、一応水平までは脚が上がります
RGよりも脚が上がります
膝は90度曲がります
つま先はボールジョイントなのでグリグリ動きます
もともと左右にはあまり開かないので、そういう意味では接地性はあります
付属品
エクシアではお馴染みのGNソードとGNブレイド2本と武器持ち用のハンドパーツが2つとGNブレイドをマウントするためのパーツが2つとスタンドに接続するためのパーツ
GNソードはライフルモードにもできます
本来GNソードは腕に接続するパーツがありますが、それは省略されています
なので水平にして持たせるとGNソードの重さに耐えられなくてグラグラしてしまいます
ここがとても残念(というか多分ハンドパーツの元々の保持力がない)
ちなみにシールドの裏は灰色に塗装されていますが、表で本来灰色であるべきところは無塗装です(なんで?)
GNブレイドもショートブレイドとロングブレイドが揃っています
青色の部分は省略されています
ポージング
突撃
斬ったあとのアレ
エクシア特有のポーズ
エクシア特有のポーズその2
明日へ立ち向かう貴方を
なーい
最後にまとめですが、まぁ自分が知ってる悪評ほど出来が悪いとも思わなかったですね
定価が3000円超えてるわりに目立つ部分の塗装が若干省かれてたり、GNソードを持たせた時の保持力が無かったりと、ちょっとそれはどうなのと思う所はありますが…
ですが良いところもちゃんとあって、まず塗装が値段のわりにははみ出しがなかったり、塗り分けともに塗装はしっかりとしていてそこはありがたいですね
次に見た目のアレンジで、エクシアはもともと線が細くてマッシブなイメージがありますが、今回のはがっしりとした筋肉質でエッジの立ったアレンジになっていて力強さを感じるスタイルになってます
個人的に気にいってる二の腕と太ももの造形はとてもアリだと思っているので、これはまたどこかで見たいアレンジだと思いました
最後に顔ですが、やっぱり顔が似てないのは惜しいですね…
目の色は青いし、そこは設定通りなのに目の形が違うので、それさえアニメ設定の通りだったら全然評価が変わったと思います
頭の大きさや後頭部にかけて広がっていく感じのデザインのバランスの良さはココ最近のものにしてもなかなかいいと思うので、ここも褒められる点ですね
それぞれをまとめると…
良いところ
・頭の大きさ、後頭部にかけての広がり
・塗り分けの丁寧さ
・二の腕と太ももの造形の良さ
・意外と可動に気を使われている関節パーツ
悪いところ
・GNソードの保持力がガバガバ
・顔が似てない(特に目の形)
・下半身の可動域の狭さ
・目立つ部分の塗装省略
思いつくだけでもこんな感じなので、バランスのいい一長一短ですね…
このフィギュア、多分第1弾から続く大幅なアレンジとそれを買った人の微妙な反応のおかげでちょっと敬遠されてるんじゃないかと思っていますが(一応海外に向けた商品なのでイマイチ日本人には合わない部分もあるのだろうけど)、ほんとに言うほど悪くないのでもし自分のすきな機体が出たらそれだけでも買ってみるのはアリだと思います(それまでにこのシリーズが続くか分からないけど)